ウイルス感染が世界中に広まって日本でも色々な会社がテレワークを導入し始めたところも多いのではないでしょうか。
そんな中、テレワークを導入したばかりの会社やプロジェクトなどで1番心配なのが、情報漏洩やセキュリティ性だよね。
テレワークとほぼ一緒になってついてくるキーワードであるVPNやそのセキュリティの安全性などの実態について今回は紹介していきます!
・テレワークでよく使われるVPNの仕組み
・VPNが必ず安全ではない理由
・VPNは企業レベルだけじゃなく、個人でも使われている
結論から言うと、VPNプロバイダー会社が運営する暗号化によって、安全性を高めることができますが必ずしも安全という訳ではないと言う事です。
「は?」と思った方も多いかもしれません。
詳しく、仕組組みを理解すれば意味がわかるので早速見ていきましょう!
テレワークで使われているVPNの仕組みとは
VPNの略語は英語でVirtual Private Network(仮想ネットワーク)と呼ばれています。
簡単に仕組みを説明すると、VPNは物理的に会社が東京-大阪のように離れている場合でもネットワークをトンネルのように繋げることができます。
VPNはVPNサーバーを経由することでインターネットを「トンネリング」します。(トンネルのような空間イメージ)
また各VPNプロバイダー会社では、誰でもアクセスできる公衆回線などのインターネットも通信暗号化することができるので、比較的安全に通信ができます。
テレワークでVPNが推奨される理由
日本の多くの企業が取り組んでいるテレワークにVPNが推奨されている理由としてはセキュリティの安全性やリモート状態でも会社と同じ社内の環境を引き継げると言う理由からでしょう。
・低コストで導入できる
・セキュリティ面の強化
・社員の手持ちデバイスでアクセスできる
・遠隔地から社内のWebシステムにアクセス可能になる
なのでVPNという仕組み自体は自宅やホテル、会社から離れたところどこでも会社と同じような環境でインターネットにアクセスできるためテレワークに良く使われているわけです。
低コストで導入できる
VPN自体はすでにある接続環境を活用して導入するサービスが一般的なので比較的費用は安く抑えることができます。
そういう意味でもテレワーク化が進んでいない会社でもVPNは導入しやすいため今流行っているということです。
セキュリティ面の強化
先ほど紹介したVPNの仕組みをご覧になっていただければ分かると思いますが、部外者である第三者からのアクセスは基本的にできません。
そういった意味で、セキュリティの強化にも役立つと考えられています。
社員の手持ちデバイスでアクセスできる
社内のパソコンを持ち帰るタイプの会社でなければ、それぞれ社員が持っているパソコンなどのデバイスでも会社の社内環境にアクセスすることができます。
なので、新しい機器を導入するコストも削減できます。
遠隔地から社内のWebシステムにアクセス可能になる
VPN環境さえあれば、どこにいても遠隔地から会社と同様の環境にアクセスすることができます。
なので、東京-大阪のように遠隔で離れていても同じ会社の支店同士で同じ情報や環境を作ることができます。
テレワークにおいてVPNが必ず安全とは限らない
もちろんテレワークにおいてVPNが必ずしも安全とは言い切れません。
もちろんVPNを使うことで第三者からアクセスを遮断することができますが、VPNのシステムを請け負っている会社に大きなセキュリティ対策負担がかかるので、必ず安全ではないのです。
かつてVPNを使っていたGoogleでさえも独自の社内のWebシステムにアクセスできる「BeyondCorp」というシステムを導入し始めました。
VPNは請負業者、臨時雇いの従業員、パートナー従業員などに対しても提供しようとした場合、状況が悪化しやすい。VPNは組織のネットワーク境界を拡張することを意味しており、リクスの増大を招く。VPNでは多くの組織は境界内のすべてのユーザーは信頼できるということを前提としている
このようにありますね。
なので、VPNを利用すると暗号トンネル化することができるので比較的安全ですが、VPNプロバイダーなどのセキュリティレベルなどに全てかかってので、ハッキングされてしまえば情報は流出してしまうのです。(もちろんそんなに簡単にハッキングが起こるわけではありませんが。)
もちろんVPNを使うことによって、無防備な状態よりは比較的安全ですが、VPN請負会社もいつ標的にされるかもわからないので、必ずとは言い切れないのが現状です。
テレワーク以外に個人でもVPN活用が増える
VPNなし、VPNありそれぞれメリット、デメリットがあるのでテレワークでのVPN活用が全てではありません。
やはりいくつかの企業では脱VPNを目指している企業も中には存在します。
今後、個人でVPNを使う人も増えてくるのではないかと考えています。
理由としては以下の観点からです。
・個人レベルのセキュリティ対策
・海外・国内の地域制限のコンテンツ視聴
主に個人間でVPNを使う理由としてはこの2つがほとんどかと思います!
個人レベルのセキュリティ対策
VPNを使うだけで、個人レベルのセキュリティ対策になります。
例えばフリーの無料Wifiを使っても情報を盗聴されにくくなる、個人の居場所特定を撹乱させるなど色々なメリットもあります。
もちろん使うVPNのプロバイダー会社によってそれぞれセキュリティ対策に力を入れている所、入れていない会社などもあるので個人でもVPN選びは大切になってきます。
個人で使うおすすめのVPNは以下の記事でまとめているよ!
海外・国内の地域制限のコンテンツ視聴
YoutubeやNetflixなどの動画サイトなどを見ている時にこんな表示を見たことはありませんか?
実はあなたが現在いる地域から動画の視聴が著作権などの関係から制限されているケースがあります。
そんな時にVPNを使うことによって、あなたの見かけの現在地を変えることができるのでそれらの地域制限のあるコンテンツを視聴することができます。
なので日本から海外サッカーを見たり、海外の番組も見ることも可能です!
VPNはセキュリティ対策だけでなく、エンタメ的な使い方もできるのです。
VPNの海外地域制限については以下の記事でまとめているので詳しくご覧ください。
まとめ:VPNはテレワークはもちろん、個人でも使えるツール
今回は日本をはじめ世界中でウイルス感染拡大に伴い、テレワークでのVPNという言葉をよく聞くようになったので簡単に説明しました。
VPNはテレワークだけじゃなくて、個人でも十分使うことができます!
ぜひ、これを機にVPNを個人レベルでも導入してみてはいかがでしょうか!?
以下の記事で個人で使えるおすすめVPNもまとめているよ!